世界は2つに分かれている
この理論では、「世界は2つに分かれている」という世界観を前提としています。
何と何だと思いますか?
答えは「自分」と「自分以外」の2つです。これはどこかで耳にした事があると思います。
当たり前ですが、今自分を取り囲んでいる物・人・温度・湿度・明暗・音・匂い・皮膚感覚・ネット情報・など、「自分以外」の全てを「自分」の意識が感じています。
この理論では自分が自分以外を捉える『認識』を『波紋』に、『自分以外との距離感』を『坂道』に当てはめます。
まずはこの理論でいう『波紋』について基本概念をこれから説明します。
波紋のイメージ
まず、水面に現れる波紋を思い浮かべてください。
中心で起こった振動が周りの水に伝わり輪状に広がってこのような模様ができます。これが波紋です。
それでは、波紋の中心に自分自身を置いてみましょう。
自分を中心にして輪がいくつも広がっている状態です。
波紋の輪一つ一つは自分に関する情報に相当します。
中心(自分)に近い輪(情報)ほど公開性か低く、遠い輪(情報)ほど公開性が高くなります。
いいかえると、中心に近いほど「自分しか知らない情報」例えば自分が頭の中で考えていることなど内面性が強くなり、中心から遠くなるほど「自分以外から知られやすい情報」例えば外見や行動や単なる情報(例えばニュース・噂)など簡単に認識されやすくなります。
現実の波紋との違い
この波紋のイメージは現実の水面に現れる波紋とは違う点があります。
現実の波紋は時間が進むにつれて一番外側の輪は小さい輪から大きな輪へ次第に大きくなり広がっていきますが、この理論での波紋は一番外側の輪の大きさは始めから一定で変化することはありません。また、自分以外のあらゆるコト・モノに関わらず全て同じ大きさです。
別の言い方をすれば、無限に広がる水の中央に自分がいるわけではなく、丸いプールの中央に自分がいるというイメージです。別のもので例えれば、フラフープの輪の中に自分がいる状態です。あるいは、ドラゴンクエストウォークやモンスターハンターNowをプレイしたことがある方は、自分のキャラクターの周りに常に表示されている円と言った方がイメージしやすいかもしれません。
ここまでは、波紋と認識についてまず自分自身と周りに広がっている波紋のイメージについて説明してきました。
では、自分の波紋についてもっと具体的に考えてみましょう。
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