自分以外の波紋について
自分と同じように、自分以外のあらゆる物・事・現象にも同じようにそれぞれ波紋があり、その中心に本体があると考えます。
波紋の一番外側の輪(プールの大きさ)は自分と全く同じ大きさです。対象がどこにいるかも関係ありません。
なぜかというと、自分以外を認識するのは「今」の「自分」ですから、自分以外の情報は自分が認識できる範囲でしか認識できないからです。
それでは、この理論における自分以外の波紋のイメージを共有したところで、その波紋をどのように認識するかに話を移します。
最初に認識する波紋
波紋の輪一つ一つは情報に相当しますので、自分以外を認識する最初の情報は「一番外側の波紋」に該当します。では、この一番外側の波紋は何の情報でしょうか?
少し考えてみてください。
思いついた情報、全て正解です。
自分以外について何の情報を認識するか、順番は決まっていません。あなたが最初に認識した情報が一番外側の波紋です。視覚情報、聴覚情報、嗅覚情報、触覚情報、味覚情報、色々あります。
そして自分が認識できるのは例外なく外側の波紋からになります。
例えば、直接見る、テレビなど媒体を通して見る、直接聞く、他人から別の人のことを聞く、直接嗅ぐ、直接触る、肌で感じる、食べる、飲むなど。ただ、ほとんどの場合一番外側だけでなく同時に複数の波紋を認識します。具体例は後ほど挙げていきます。
波紋の波の高さと「記憶」
自分以外の波紋を認識する時、その波には高さがあります。
波の高さが高いほど自分が強く認識しており、低くなるほど認識が弱く、波が立っていない状態は波紋ができていないので波紋を認識できません。
そして、自分が認識した波紋のうち高い波は「記憶」として自分に蓄積されていきます。そして、時間が経つにつれて徐々にその波の高さは低く変化していきます。
また、ある一瞬を切り取った場合に自分が認識した波紋と次の一瞬に認識する波紋は厳密には異なりますが、次の一瞬に認識する波紋と記憶された波紋にほとんど差異がない場合連続していると感じます。
ある程度時間が経った後で同じ刺激を受けた時には、蓄積されている高い波の波紋は瞬時に認識され、その時低くなっていた波紋は高さが持ち上げられて高くなり「思い出し」ます。
認識できる波紋の限界
自分以外の波紋はどこまで認識できるのでしょうか?
それは波が立っているところまでです。
「波が立っていない=情報がない」ということですので対象以外からは認識できません。
認識する対象の中心付近は波が立っていない静かな水面が常にあるようにしか見えないのです。
ここまでは波紋と認識について、自分以外の波紋をどう認識するか説明してきました。次は具体例をいくつか見ていきましょう。
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